忙しいって口にしてませんか?それ実はこんな悪影響があるんです。

心理学

皆さんこんにちは!ヘルシーな猫です!🐈

職場の中で、いつも

「はぁ、忙しい…」「今日スケジュール詰まりすぎててやばい」

なんて口に出している先輩や同僚はいませんか?

そんな言葉を耳にするたび、「話しかけづらいな」「今、相談したら迷惑かな…」と気を遣って、ヘトヘトになってしまうことってありますよね。

自分の仕事の質問をしたいだけなのに、なんだか気まずくてタイミングを見逃してしまう……。

職場の人間関係に敏感な20代のみなさんなら、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

実は私も以前から、

「上司や同僚が『忙しい、忙しい』ってよく口にしているけれど、なんでわざわざアピールするんだろう?」

「本当に手が回らないほど忙しかったら、そもそも『忙しい』って口に出して話す余裕すらなくない…?」

と、素朴な疑問や興味を感じていたんです。

もし今、あなたが「職場の先輩が忙しいアピールばかりで相談しづらい」と悩んでいるなら、どうか自分を責めないでくださいね。

話しかけづらいと感じてしまうのには、ちゃんとした理由があったんです。

今回は、そんな「忙しいアピール」に隠された心理や、読んだあとに心がラクになる接し方のヒントを優しく紐解いていきます。

なぜあの人は「忙しい」と口に出してしまうの?

まずは、なぜ職場の中でわざわざ「忙しい」と口に出してしまうのか、発言する側の心理から覗いてみましょう。

伝える側の心理:「私って有能で頼られている」というアピール

「忙しい」と口にする人は、決してあなたを遠ざけたいと思っているわけではありません。

現代のビジネス環境では、「忙しく働いている=能力が高くて必要とされている人」というイメージを持たれがちです。

そのため、本人は無意識のうちに「自分はこんなにたくさんの仕事を任されている、有能で需要のある人間なんだよ」というポジティブなアピールとして、その言葉を使っていることが多いのです。

つまり、

言葉の裏には「すごいでしょ?」「頑張っているでしょ?」という、承認欲求や自分の価値を確かめたい気持ちが隠れているんですね。

でも受け取る側は…「なんだか冷たいな」と感じてしまうギャップ

ですが、言われた側の気持ちはどうでしょうか?

発信者は「自分は有能だ」と主張したくて言っているのに、受け取る側は全く違う印象を受け取ってしまいますよね。

「有能だなあ」と思うどころか、

「私と話す気がないのかな」「自分との関係を後回しにされているみたいで冷たいな」

と感じてしまうはずです。

そう、ここには大きな「気持ちのすれ違い」が発生しているのです。

心理学の研究でも実証された「伝わりのズレ」

この「伝わりのズレ」は、決してあなたの気にしすぎではありません。心理学や行動科学の研究でも、しっかりと実証されている事実なんです。

行動科学・心理学の研究が解明したすれ違い

2021年にマーケティングや行動科学を専門とする経営大学院の研究者グループによる研究では、

「自分が忙しいと伝える側」と「それを受け取る側」の間に生じるギャップが実験的に明かされています。

研究によると、忙しさを伝える本人は「有能さ」をアピールしたいのに、

受け取る側はそれを「親密さや配慮の欠如」として受け取ってしまうことが分かっています。

  • 伝える側の意図: 「自分は仕事が多くて評価されている有能な人だ」と思わせたい
  • 受け取る側の印象: 「私に対する関心がなくて冷たい」「優先する気がないんだな」と感じる

自分を高めたいだけの発言が、周囲には「冷たさ」として伝わってしまうなんて、悲しいすれ違いですよね。

「忙しいアピール」が引き起こす人間関係の悪影響

このすれ違いが起きると、職場では以下のような悪循環が生まれてしまいます。

  1. アプローチの減少: 相手が「忙しい」と言うのを聞いて、周りが気を遣って相談や連絡を遠慮するようになる。
  2. 関係性の悪化: 言われた側は「軽視されている」と感じやすくなり、心の距離が広がってしまう。

あなたが「先輩に相談しづらいな…」と遠慮してしまうのは、人間の心理としてごくごく自然な反応なのです。

職場での「相談しづらさ」を感じたときの心のエッセンス

この心理を知ると、少し見え方が変わってきませんか?

自分を責めなくて大丈夫。「距離を感じる」のは自然な感情

「先輩が忙しそうだから話しかけられない…」「自分が気を遣いすぎなのかな」と、悩む必要はまったくありません!

相手の「忙しい」という言葉から冷たさや距離を感じるのは、あなたが悪いからでも、気を遣いすぎているからでもなく、人間の感情として当然のメカニズムです。

「冷たく感じて当たり前なんだ」と分かると、少し心がほっとしませんか?

無理に気を遣いすぎないための意識の切り替え

もし職場の人から「忙しいアピール」を感じたら、心の中でそっとこう変換してみてください。

「あ、この人は今『私って頑張ってるでしょ!』って独り言をアピールしている最中なんだな」

相手の「忙しい」はあなたに向けられた拒絶ではなく、ただの「自分アピール」だと割り切ってみましょう。

相手の言葉を真に受けて傷ついたり、過剰に遠慮したりする必要はないんですよ。

明日から少し気持ちがラクになる!職場での向き合い方ヒント

最後に、明日から少しだけ前向きに職場の人と接するための小さなヒントをお届けしますね。

クッション言葉+関心を伝えるアプローチ

どうしても「忙しいアピール」をしている先輩に仕事の相談をしなければいけない時は、相手の「有能だと認められたい心理」を少しだけくすぐってあげるのがコツです。

  • 「〇〇さん、お忙しいところ恐縮なのですが、〇〇さんのアドバイスをぜひ参考にしたくて…今5分ほどお時間大丈夫でしょうか?」

「あなたを頼りにしています」という温かい関心を言葉に添えてあげると、相手も角を立てずに「いいよ、どうしたの?」と応じやすくなります。

自分が伝える側になったときも気をつけたいポイント

もし自分が誰かから仕事を頼まれたり、誘われたりして断る場面があったら、単に「今忙しくて無理です」と伝えるのは避けてみましょう。

  • ✕「今週は忙しいので無理です」
  • ◯「本当はぜひご一緒したいのですが、あいにくスケジュールが埋まっていて…!来週でしたら時間を作れるのですが、いかがでしょうか?」

研究でも示されているように、「あなたに関心があります」「本当は力になりたいです」という温かみをひと言添えるだけで、相手に与える印象はガラリと優しくなりますよ。

まとめ

職場で「忙しい」と口に出す人の裏には、「自分を有能に見せたい」という心理が隠れています。

でも、それを受け取る私たちが「冷たいな」「話しづらいな」と感じるのは、ごく自然なことです。

話しかけづらいからといって、「自分が悪いのかな」なんて決して自分を責めないでくださいね。

相手の言葉を「アピールなんだな」とフンフンと受け流しつつ、無理に気を遣いすぎずに過ごしてください!

それでは次の記事で!バイバイ👋

参考文献

著者名: Maria Trupia, Cassie Mogilner, Isabelle Engeler

論文タイトル: “What’s Meant vs. Heard When Communicating Busyness”

掲載誌: Working Paper(未刊行論文)

発行年: 2021年

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