「また計画通りにいかなかった…」と責めてしまうあなたへ。科学的根拠のあるスケジュールの整え方

計画

皆さんこんにちは!ヘルシーな猫です!🐈️

「今週こそは計画通りに仕事を終わらせるぞ!」

「休日は朝早く起きて、溜まった家事と勉強を片付けよう!」​

そう意気込んでスケジュールを立てたのに、気づけば予定が押してしまい、やり残したタスクを前にため息をつく……。

20代のみなさんの中にも、そんな経験がある方は多いのではないでしょうか。​

「どうして私はいつも要領が悪いんだろう」

「意志が弱くて、約束通りに動けない自分が嫌になるな」​

計画が崩れるたびに、こんな風に自分を責めて落ち込んでしまいますよね。

頑張ろうとしたからこそ、思い通りにいかない現実が悔しくて、心が疲れてしまうお気持ち、とてもよく分かります。​

でも、まず最初にお伝えさせてください。

あなたが計画を守れなかったのは、あなたの意志が弱いからでも、能力が足りないからでもありません。​

実は、人間には「そもそも計画をサクッとズレさせてしまう心理的な仕組み」が備わっているからなんです。

​なぜ私たちは「計画」を誤ってしまうのか?

心理学の世界では計画錯誤というものがあります。

​これは過去に遅れた経験があるにもかかわらず「今回はスムーズに終わるはず!」と楽観的すぎる予測を立ててしまう心の傾向のことです。

​心理学者のRoger Buehler教授らの研究でも、人は計画を立てるときにどうしても陥ってしまう「心のクセ」があることが分かっています。​

あなたが決してダメなわけではなく、誰もが持っている「脳の仕組み」のせいだったんです。

代表的な3つの理由をのぞいてみましょう。

​理由1:理想の展開だけを考えてしまう「内部視点」

内部視点とは何か。

​計画を立てるとき、私たちは無意識に「どうやってスムーズに終わらせるか」という理想のステップばかりに目を向けてしまいます。

「集中して作業すれば1時間で終わるはず!」と、邪魔が入らない完璧な未来を想像してしまうため、現実的な時間からズレが生じてしまうのです。

​理由2:過去の遅れを「たまたま」だと思ってしまう「楽観的帰属」

​「前も似たような作業で時間がかかったな……」

という記憶があっても、

「あのときは急な連絡が入ったから」

「体調がいまいちだったから」

と、過去の遅れを「たまたまの例外」として処理してしまいがちです。

その結果、「今回は大丈夫!」と過去の実績データを無視して楽観的に見積もってしまいます。

​理由3:「早く終わらせたい希望」が「予測」にすり替わる​

「17時までに終わらせたい!」

「今日中にやってしまわないと困る」

という強い希望や目標があると、それがいつの間にか「17時に終わるだろう」という予測にすり替わってしまうことがあります。

理想と現実のラインが、無意識にごちゃ混ぜになってしまうんですね。​

今日から試せる!計画と上手につき合う3つの処方箋​

「計画錯誤」は誰もが持っている心のクセですが、少し工夫をするだけで、スケジュールとのつき合い方が一気にラクになります。

研究でも効果が認められている、おすすめのステップを3つご紹介します。

​処方箋1:「過去の自分」にタイムトラベルしてみる

​新しい計画を立てるときは、理想のステップではなく「過去のデータ」をチラッと振り返ってみましょう。

「前に似たような作業をしたとき、実際は何分かかったかな?」と思い出してみるのがポイントです。

自分の過去の実績を客観的な目安にすることで、一気に現実的で無理のないスケジュールが立てやすくなります。

​処方箋2:作業を小さく分解してトラブルを想定する​「資料作成」という大きなカタマリのまま時間を予測すると、ズレが大きくなりやすいです。

「調べる時間」「構成を練る時間」「清書する時間」のように作業を細かく分解してみましょう。

さらに「途中でPCが固まるかも」「メールの返信が入るかも」と、起こりうるトラブルをあらかじめ見込んでおくと、心に余裕が生まれますよ。

​処方箋3:「もし友達がやるなら?」と客観的に考えてみる​

自分のこととなると「気合でなんとかする!」と楽観的になりがちですが、

「もし親しい友達がこのタスクをやるなら、どれくらい時間がかかりそうかな?」

三人称視点で想像してみてください。

不思議なことに、他人のこととして考えると「途中で休憩も要るし、2時間はかかるんじゃない?」と、とても冷静で優しい見積もりができるようになります。

​まとめ:少しずつ、自分のペースで進んでいきましょう​

計画通りに進まないと、「またダメだった」と落ち込んでしまいそうになりますよね。

でも、計画が倒れてしまうのは、あなたが一生懸命に未来をよくしようと努力した証拠でもあります。

​スケジュールは、自分を縛り付けて責めるためのものではなく、毎日をちょっと過ごしやすくするための道しるべです。​

もし計画が崩れてしまっても、「あ、これが心理学でいう計画錯誤か!」と笑って、余白を作り直せば大丈夫。​

今日ご紹介したヒントを少しずつ試しながら、あなたのペースで進んでいきましょう!。

それでは次回の記事で!バイバイ👋

参考文献

  • 著者名: Roger Buehler, Johanna Peetz
  • 論文タイトル: “The Planning Fallacy”
  • 掲載誌(出版社): Advances in Experimental Social Psychology(Vol. 43, pp. 1–62)
  • 発行年: 2010年

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