【20代の方へ】便利になったのになぜ時間がない?

時間

最新ガジェットを買ったのに…なぜか時間が足りない私の日常

皆さんこんにちは!ヘルシーな猫です!🐈

「もっと時間を効率的に使って、毎日にゆとりを作りたい!」

そんな思いから、最近思い切って新しいスマートフォンやパソコン、スマートウォッチを新調しました。

便利なツールを揃えたおかげで、確かに日々の作業や通知の確認はスムーズになったはずなのですが……

気がついてみると、お財布の出費がかさんだだけで、相変わらず「時間がない!」と焦っている自分がいました。

便利になればなるほど時間に余裕ができると思っていたのに、どうしてこんなに毎日に追われてしまうのだろう?

と、ふと立ち止まってしまったのです。

毎日時間がないと感じるあなたに最新論文を。

毎日、朝早くから仕事へ行き、帰ってきたらクタクタになりながら家事をこなす……。

そんな日々を送っていると、あっという間に一日が終わってしまいますよね。

「自分の時間を持ちたいのに、全然時間がない」

「やりたいことはあるのに、疲れて何もできない」

「周りはもっと上手に時間を活用しているのに、どうして自分は要領が悪いんだろう」

そんな風に自分を責めて、落ち込んでしまうことはありませんか?

日々を懸命に生きている20代の読者のみなさんに、まず一番にお伝えしたいことがあります。

あなたが「時間がない」と感じて苦しくなっているのは、決してあなたの要領が悪いからでも、努力が足りないからでもありませんよ。

今から科学技術の発達で時間が短縮されたにも関わらず、時間がないと感じる理由を科学的根拠を用いて解説していきます。

科学技術が発達したのに「時間がない」と感じる理由

経済学の研究が明かす「時間の価値」のパラドックス

技術が進化して家事や仕事のスピードが上がった現代なのに、なぜ私たちはこんなにも時間に追われているのでしょうか。

実はこの問題について、とても興味深い経済学の研究があります。

経済学者のダニエル・S・ハーマーメッシュ氏とジョンミン・リー氏が2007年に発表した有名な論文(※1)では、世界中の人々の生活時間を分析し、「なぜ人は時間がないとストレスを感じるのか」を明らかにしました。

この研究によると、人々が感じる時間的ストレスは、単なる気のせいではなく、

物理的な時間の制約という実体を持つことが証明されています。

そして何より驚きの事実は、「収入や生活の質が高くなり、豊かになればなるほど、人は時間的ストレスを感じやすくなる」というメカニズムが存在することです。

豊かになろうとするほど「時間を無駄にできない」焦りが生まれる

なぜ豊かになろうとすると、時間がなくなってしまうのでしょうか?

経済学では、時間を「機会費用(時間の価値)」という考え方で捉えます。

収入が増えたり、できることが増えたりして人生が充実してくると、自分にとっての「1時間の価値」がどんどん高くなります。

すると頭の中で、無意識に

「この1時間をどう使うべきか?」

「1分1秒も無駄にしてはいけないんじゃないか」

というプレッシャーが生じてしまうのです。

つまり、スマホやガジェットを揃えて効率化を目指せば目指すほど、皮肉なことに「浮いた時間をさらに有効活用しなきゃ!」という心理が働き、自分自身を時間貧困へと追い込んでしまっていたのですね。

仕事と家事に追われる20代が感じる「時間的ストレス」の正体

特に20代の時期は、仕事でも覚えることが多く、一人暮らしや日々の家事など、いくつもの役割を同時にこなさなければならないマルチタスクの連続です。

論文でも指摘されているように、ダブルバーデンという仕事と家事の二重の負担や、タスクを頻繁に切り替える生活は、脳に大きな精神的負担を与えます。

毎日一生懸命に働いて、家事もこなして、もっと自分を成長させようと頑張っている。

だからこそ、あなたの「時間の価値」が高まり、結果として「時間が足りない!」という焦りが生まれていたのです。

自分が要領が悪いわけじゃない。心を軽くするための考え方

焦りの原因は「頑張って生きている証拠」

「また今日もやりたいことができなかった…」と落ち込んでしまいそうになったら、どうか思い出してください。

あなたが「時間がない」と焦ってしまうのは、あなたが毎日を真面目に、そして真剣に生きている証拠です。

自分の人生を良くしたい、仕事を頑張りたい、毎日を充実させたいという前向きな強い思いがあるからこそ、時間の価値を感じてプレッシャーが生まれているのです。

だから、「要領が悪い自分」を責める必要はまったくありませんよ。

あなたはもう十分に、毎日頑張っています。

効率やタイパを少し手放してみる

世の中では「タイパ(タイムパフォーマンス)」や「効率化」が持てはやされがちですよね。

けれど、すべての時間を効率や成果だけで満たそうとすると、心は休まる暇がなくなってしまいます。

最新ガジェットや時短ツールは、あなたを縛るためのものではなく、あなたの暮らしをサポートするための道具に過ぎません。

「1分も無駄にしてはいけない」という心のブレーキを少しだけ緩めて、ときには「効率の悪そうな無駄な時間」を自分にプレゼントしてあげてもいいのではないでしょうか。

毎日を少しだけ前向きに過ごすための小さなステップ

意識的に「何もしない時間」をスケジュールに入れる

時間に追われる感覚から抜け出すために、おすすめしたいのが「あらかじめ『何もしない時間』を予定として組んでおくこと」です。

1日のうち、たった15分でも構いません。 スマホとパソコンの通知をオフにして、スマートウォッチも外し、ただぼーっと温かいお茶を飲んだり、予定のない時間を「大切な予定」としてスケジュール帳に書き込んでみてください。

「時間を生産的に使わなきゃ」というプレッシャーから離れる時間をあえて作ることで、驚くほど心がふっと軽くなりますよ。

完璧を目指さず、自分のペースを取り戻そう

仕事も家事も、自分のやりたいことも、すべてを完璧にこなせる人なんていません。

「今日は疲れているから、夕飯はお惣菜で済ませよう」

「部屋の掃除は週末にまとめてやれば大丈夫」

そんな風に、自分に対するハードルを少し下げてあげてくださいね。

周りのスピードやSNSで見る誰かの輝かしい日常と比べる必要はありません。

あなたが心地よいと感じる「自分のペース」を、少しずつ取り戻していきましょう。

まとめ

時間に追われる日々から、自分を大切にする日々へ

科学技術が発達し、世の中がどんなに便利になっても、私たちが感じる時間的ストレスの背景には「頑張って豊かになろうとする人間らしさ」が隠れていました。

「時間がない」と焦っていた理由は、あなたが不器用だからではなく、毎日を真面目に懸命に駆け抜けているからこそだったのです。

今日からは少しだけ肩の力を抜いて、「今日できたこと」に目を向けて自分を褒めてあげませんか?

あなたが時間を追いかけるのではなく、自分自身の心と身体を一番に大切にできる優しい毎日を過ごせるように。

それでは次の記事で!バイバイ👋

(※1) 参考文献:Daniel S. Hamermesh & Jungmin Lee (2007) “Stressed Out on Four Continents: Time Crunch or Yuppie Kvetch?”

コメント

タイトルとURLをコピーしました